あげあげエビフライ。

あくまで一個人の意見です。

違うって最高。

授業の一環で地域の学校へ訪問して英語の授業をしています。週2回学校を訪問して授業をするのを春セメスター中ずっとします。

その中での出来事なのですが、学校のランチの時間にとても面白いことが起きました。

スウェーデンの私が訪問してる学校は生徒がメニューの中から好きなだけ取るというスタイルです。取らなくてもいいし、たくさん取ってもいい。(ハンバーグやフライなど上限の個数が決まってるのもあります)好きなだけ取ったらたくさんあるテーブルの中から好きな席を選びます。誰と座ってもいいしどこに座ってもいい。とにかく自由です。

そんな中、列に並んで昼ごはんをとるのを待っていると遠くで一人の生徒がお皿を落としました。すると、みんなが拍手をしました。

 

 

どうして拍手をしているのか不思議な顔をしていると、同じ授業を取ってて一緒に来たスウェーデン人の女の子が日本ではお皿が落ちた時に拍手しないの?と聞いてきました。答えはもちろんYesです。日本でお皿が落ちたら周りは、ため息したり汚いだの何だの言うのがほとんどです。注目を集めるということに関しては同じだけど注目の集まり方が違うなと思ったり。

私に聞いてきた子は、それが普通のことのように思っていたそうです。自分らの時はみんなアホみたいに拍手して盛り上げてたとまで言ってました。いい国ですね。スウェーデン。理由を聞いてみたんですけど、ないみたいです。小学生ってそういうものですよね!

 

こんな感じで、留学に来てから私の普通が他の人からすると違うことになるなんて簡単に起きます。

 

普通って難しいですね。

 

これがスタンダード!っていうのは国によって違います。

例えば、インフルエンザは日本ではニュースになるくらい流行ると大きく取り上げられます。病院に行ってタミフルだってもらいます。しかし、このことをドイツ人に話すと「はっ?」みたいなリアクションでした。そんな大したことないやんけみたいなことを言われましたね。ヨーロッパの方だと家で大人しく寝ろの方が大多数なようです。

他にも例をあげるとしたら、スウェーデンの店のオープン時間とバイトの人の働き方も違います。スウェーデンに来たばかりの時は、すぐに閉まる店に「なんでだよ!」と文句がでたり、スマホをいじっている定員さんをみると「やるなぁ」と思ったりと日本との違いを感じました。しかし、半年も過ぎると「なんでたよ!」は「あちゃー、やっぱりかー」にかわり、「やるなぁ」は「暇だもんな」にかわりました。日本人って頑張り過ぎなんですよね。多分。

日本へのステレオタイプある?って聞いたら過労って返ってくることは結構ありました。Twitterで見た話ですがどこかの美術館か博物館には日本の過労(過労だったかは確かじゃないけど労働系の単語)という文字とその意味が書いてあるポストカードがあるそうです。闇が深いな日本は。

 

とりあえず、こっちに来てから普通というのに縛られてしまっていることについてよく感じるようになったのは事実です。

 

「少しでも人と違うものを持っているというのは、きっとこの子の力になる」という私の好きなセリフがあります。人とは違うというのは一見短所のようで長所なのかなと。違うというのは、大多数とは異なるものだから違うものとなります。大多数に含まれてるの人生はおもろくないよな。

 

違うって最高だね。